テレビで
駄目な夫を嫁と芸能人が説教して改心させるというような内容の番組をやっていた。
妻の怒りや気持ちはまぁごもっとも、同情に値するとしても、パチンコ依存症の旦那が、芸能人に一方的に責められている姿は見ていて気分が悪い。
ギャンブル依存症というのは、れっきとした病気だ。
本人がいくら抗っても中々抜けられるような症状ではない。
依存症なのだから。
パチンコを放置し、公営ギャンブルで利益を上げ、さらにこれからカジノまで作ろうとしている社会。
そのことを差し置いて、病人を上から目線でつるし上げるテレビ番組。
視聴者は、涙ながらに反省する夫の姿を見て溜飲がさがるのだろうか。
いくら後悔し、苦しんで止めようとしても、やめられないギャンブル依存症のつらさを、今気分よく説教している人達や番組の製作者の人達は少しでも考えたのかな。
社会の底辺に近い場所から誰かを引っ張ってきて、それを見せ物にする。
いい気なもんだ。